
「価格なび」の開発日誌、2回目です。今回は、iPhoneのSafariで商品ページを開くだけで、ほかのお店の価格を比べる機能が、できるまでの話です。
使い方は、別の記事で書きました。ここでは、作る途中で困ったことと、どう決めたかを書きます。
- 設定の道順は、iPhoneによって画面が違うので、断り書きを足しました
- 「すべてのWebサイト」の許可を求めますが、読み取るのは対応サイトの商品ページだけです
- 丸ボタンの色は、色だけに頼らず、札の字でも分かるようにしました
- 言い切れないときは、「要確認」と出します
1. 設定の道順:「アプリ」が見あたらない機種がある

Safariの自動価格比較は、最初に、iPhoneの設定で許可してもらう必要があります。ところが、道順が機種によって違いました。
案内の道順は、「設定」→「アプリ」→「Safari」→「機能拡張」です。ただ、「アプリ」の項目が見あたらない機種があります。そこで、案内に「「アプリ」が無いときは、「設定」から直接「Safari」を開きます」と、断り書きを足しました。iOSの版の数字は、案内には書いていません。版で画面が変わるためです。

設定が合っているかを、利用者が自分で確かめられるようにもしました。アプリの設定タブに、「設定ができているか確認する」があります。足りない所を表示します。続けて、お試しの商品ページで、丸ボタンと帯が出るかも確かめられます。
2. 「すべてのWebサイト」を許可してもらう理由
設定には、「すべてのWebサイト」を「許可」にする手順があります。「全部のページを見られるのは、怖い」と感じるのは、もっともです。
ここでは、次のように決めました。
- 許可は、必要です商品ページがどのお店にあるかは、開くまで分からないためです。
- 読み取るのは、対応しているショッピングサイトの商品ページだけ対応しているかどうかの判定は、お使いの端末の中で行います。対応していないページは、読み取りません。
- ページの価格や文章を書き換えたり、Cookieを設定したりはしません画面に丸ボタンを重ねて出すだけです。
プライバシーポリシーでは、次のように書いています。読み取るのは、商品名・型番・商品コード・表示価格と、ページに出ているポイント・送料です。このうち商品情報だけを、比較の結果を取るために、価格なびのサーバーへ送ります。ポイントと送料は、端末の中で実質価格を計算するためだけに使い、サーバーへは送りません。閲覧中のページのアドレス(URL)を収集・保存することはなく、閲覧履歴を当社が集めることもありません。
3. 丸ボタンの色は、色だけにしない
画面の右下の丸ボタンは、比べた結果で色が変わります。赤は「ほかのお店にお得な商品がある」、緑は「いま見ているお店が、探した中でいちばんお得(グッドプライス)」、青は「商品名で探して、安い商品が見つかった」です。

色の見え方は、人によって差があります。そこで、色に頼らず、札にも字を出すことにしました。赤の札には「▼N円」、緑の札には「Good」と出ます。

青は、「商品名で探した」結果なので、別の商品が混ざっているかもしれません。そのため、青のときは、よく確かめてもらうよう案内しています。
4. 言い切れないときは、「要確認」と出す
はじめは、ポイントや送料が分からないとき、何も出さないことにしていました。でも、これだと「比べていないのか、比べて何も無かったのか」が分かりません。
そこで、「要確認」と出す形に直しました。「お得」とも「グッドプライス」とも言い切れないときに、むりに「いちばん」とは言いません。

5. 別の商品を「お得」と出さないために
型番や商品名で探すと、別の商品が混ざることがあります。公開のあとも、次の直しを続けています。
- 年やメモリの規格を、型番と読まない文字の並びが型番に似ていても、型番ではないものがあります。(3.0.1)
- 「別の商品かもしれないもの」を分ける商品コードのない極端に安い出品や、「本体のみ」「訳あり」の出品を、別の商品かもしれないものとして扱います。(3.0.2)
6. 実機で見つかった直し
公開のあとも、実際のiPhoneで使って見つかったことを、直しています。
- 比較シートの下に、すき間ができるシートを開いて後ろのページを動かすと、下に約1cmの帯ができ、後ろのページが見えていました。見えないように直しました。(3.0.2)
- 結果が届かないとき通信の具合で、結果が届かず、何も出ないことがありました。届かないときは、「もう一度試す」を出します。(3.0.3)
- 使い続けると、帯が出なくなるしばらく使い続けたあと、商品ページで帯が出なくなることがありました。直しました。(3.0.4)
- 比べ直しのとき、前の結果が残る比べ直している途中に、前の「お得」や「見つかりませんでした」が出ることがありました。直しました。(3.0.4)
いま、残していること
Safariで比べた商品を、アプリの「履歴」の「見た商品」に残す機能(iOS 18以降)が、3.0.4で入りました。商品の名前・お店・そのときの値段・商品の画像だけを、このiPhoneの中だけに残します。ページのアドレスは残さず、プライベートブラウズでも残しません。残すかどうかは、アプリを初めて開いたときに選べます。
設定の道順や、iOSの版で変わる画面は、これからも見直していきます。うまく動かないときは、よくある質問もご覧ください。
拡張機能もアプリも無料です。使う端末を選んでください。
出典と確認日(2026年10月23日)
設定の道順・丸ボタンの色と札・「要確認」・読み取る範囲・送るもの/送らないものは、kakakunavi.jp の「Safariの自動価格比較」のページとよくある質問、プライバシーポリシー(2026年10月23日改定)で確認しました。版ごとの直し(3.0.1〜3.0.4)は、各版の「最新情報」にもとづきます。画像は、当サイトで作った説明図です。
イラスト:いらすとや



コメント