【価格なび開発日誌 #1】実質価格に「送料」を入れた話

価格なび開発日誌 #1。玄関に置かれた荷物の写真の上に、同じ1,980円でも実質は600円ちがう、送料無料の店は実質1,781円、送料600円の店は実質2,381円と書かれている 価格なび開発日誌
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価格なび開発日誌 #1。玄関に置かれた荷物の写真の上に、同じ1,980円でも実質は600円ちがう、と書かれている

「価格なび」の開発日誌、1回目です。作ったあとで気づいたことや、工夫したところを、少しずつ書いていきます。

買った商品を持ち帰る人のイラスト

同じ商品を買うなら、最後に払う金額をくらべたいものです。表示の価格と、最後に払う金額は、ちがうことがあります。

最初は、実質価格に「送料」を入れた話です。2026年9月5日から、価格なびの拡張機能とアプリの実質価格は、送料も入れた金額になっています。それまでは、価格からポイントを引いただけでした。

この回のポイント
  • 実質価格は、商品価格 + 送料 −(ポイント)の形になりました
  • 送料の金額が分からない店は、600円として、高めに見積もっています
  • 見積もった行には、「目安」の印とⓘをつけて、あとから理由が読めるようにしました

きっかけ:「本体が安い店」が、上に並んでしまう

チェックと書かれた虫眼鏡のイラスト

同じ商品でも、お店で送料がちがいます。本体は安くて送料が別の店と、本体は高くて送料無料の店が、同じ一覧に並びます。

安い値札を見て喜ぶ人のイラスト
本体は安い
でも、送料は別
高い値札を見て驚く人のイラスト
本体は高め
でも、送料は無料

ポイントを引いた「実質価格」だけで並べると、前者が実際より安く見えます。本体の価格だけで並べたときと同じ問題です。買う人が知りたいのは、最後に払う金額です。そこで、送料も入れることにしました。

実質価格 = 商品価格 + 送料 −(基本ポイント + 条件ポイント)ポイントの計算に、送料は入りません(各モールの対象金額が「送料・手数料を除く」ため)

むずかしかったところ:送料の金額が、いつも分かるわけではない

モールのデータから送料の実額が取れる店は、その額を使います。ところが、取れない店があります。「◯円以上で送料無料」のような条件つきの店もあります。

荷物を届ける配達員のイラスト

送料が分からないとき、0円にすると、その店だけ有利に見えます。かといって、分からない店を並べないわけにもいきません。

そこで、次のように決めました。

  • 実額が取れる店は、その額を使うお店のデータにある送料を、そのまま計算に入れます。
  • 取れない店は、600円として見積もる高めに置くのは、安全側だからです。その店を実際より不利に扱うので、「安いと思って買ったら、送料で高かった」が起きにくくなります。
  • 「◯円以上で送料無料」の店は、価格から推定するその条件を満たしそうかどうかを、商品の価格から判断します。

600円という数字は、正確な送料ではありません。分からないときの、高めの置き場所です。

数字で見る:同じ1,980円でも、600円ちがう

電卓のイラスト

送料を足して、ポイントを引く。計算に入れて、はじめて並べて比べられます。

Androidアプリの検索結果に、同じ1,980円の商品が3つ並んだ画面があります(設定したポイント条件の一例です)。送料無料の店は、実質1,781円。送料がかかる店は、実質2,381円です。

表示価格1,980円
送料無料の店の実質1,781円
送料600円の店の実質2,381円

表示価格は同じです。差の600円は、送料だけで決まります。ポイントの条件が人によって変わっても、この差は変わりません(ポイントに送料は入らないためです)。

価格なびAndroidアプリの検索結果画面。同じ1,980円の商品が3つ並び、送料無料の行は実質1,781円、送料600円(目安)の行は実質2,381円
Androidアプリの検索結果(9月6日の画面)。送料の欄に「無料」や「600円(目安)」とⓘが出ます。

画面でどう見せたか

見積もった金額は、見積もりだと分かる形で出す方針にしました。

  • 拡張機能:列の見出しを「実質(送料込)」にして、送料の欄に「無料」または金額を出します。推定した行には「目安」とつけます。
  • ⓘ(説明):押すと、「送料無料でない場合は、送料の目安600円を含みます」という説明が読めます。
  • 並び順:安い順の並べ替えも、送料を入れた金額が基準です。
  • アプリ:1枚のカードの中の実質価格の欄が狭いため、見出しに「送料込」とは書かず、送料の欄とⓘで伝える形にしています。

見出しの字数のような小さな制約が、画面ごとの見せ方を分けました。同じ計算でも、拡張機能とアプリで、書き方がちがいます。

いまの限界

  • 600円は、目安です実際の送料は、お店・地域・商品の大きさで変わります。「目安」とついた行は、お店のページで最後の金額を確かめてください。
  • ポイントは、設定した条件で変わりますカードの種類や会員ランクなど、人によって変わる分は、アプリや拡張機能で設定した条件で計算します。

実質価格の考え方は、実質価格のくわしい解説に、画面の更新は拡張機能の更新記事・iPhoneアプリの更新記事・Androidアプリの更新記事にまとめています。

拡張機能もアプリも無料です。使う端末を選んでください。

出典と確認日(2026年10月22日)
送料の扱い(600円の目安・条件つき送料無料の推定・ⓘの文)は、当サイトの記事「実質価格のくわしい解説」と、価格なびの画面で確認しました。2026年9月5日に拡張機能へ、アプリは9月6日の画面で確認しています。数字の例(1,980円・1,781円・2,381円)は、Androidアプリの画面に出ていた金額です。
イラスト:いらすとや

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