
「価格なび」の開発日誌、1回目です。作ったあとで気づいたことや、工夫したところを、少しずつ書いていきます。

同じ商品を買うなら、最後に払う金額をくらべたいものです。表示の価格と、最後に払う金額は、ちがうことがあります。
最初は、実質価格に「送料」を入れた話です。2026年9月5日から、価格なびの拡張機能とアプリの実質価格は、送料も入れた金額になっています。それまでは、価格からポイントを引いただけでした。
- 実質価格は、商品価格 + 送料 −(ポイント)の形になりました
- 送料の金額が分からない店は、600円として、高めに見積もっています
- 見積もった行には、「目安」の印とⓘをつけて、あとから理由が読めるようにしました
きっかけ:「本体が安い店」が、上に並んでしまう

同じ商品でも、お店で送料がちがいます。本体は安くて送料が別の店と、本体は高くて送料無料の店が、同じ一覧に並びます。

でも、送料は別

でも、送料は無料
ポイントを引いた「実質価格」だけで並べると、前者が実際より安く見えます。本体の価格だけで並べたときと同じ問題です。買う人が知りたいのは、最後に払う金額です。そこで、送料も入れることにしました。
むずかしかったところ:送料の金額が、いつも分かるわけではない
モールのデータから送料の実額が取れる店は、その額を使います。ところが、取れない店があります。「◯円以上で送料無料」のような条件つきの店もあります。

送料が分からないとき、0円にすると、その店だけ有利に見えます。かといって、分からない店を並べないわけにもいきません。
そこで、次のように決めました。
- 実額が取れる店は、その額を使うお店のデータにある送料を、そのまま計算に入れます。
- 取れない店は、600円として見積もる高めに置くのは、安全側だからです。その店を実際より不利に扱うので、「安いと思って買ったら、送料で高かった」が起きにくくなります。
- 「◯円以上で送料無料」の店は、価格から推定するその条件を満たしそうかどうかを、商品の価格から判断します。
600円という数字は、正確な送料ではありません。分からないときの、高めの置き場所です。
数字で見る:同じ1,980円でも、600円ちがう

送料を足して、ポイントを引く。計算に入れて、はじめて並べて比べられます。
Androidアプリの検索結果に、同じ1,980円の商品が3つ並んだ画面があります(設定したポイント条件の一例です)。送料無料の店は、実質1,781円。送料がかかる店は、実質2,381円です。
表示価格は同じです。差の600円は、送料だけで決まります。ポイントの条件が人によって変わっても、この差は変わりません(ポイントに送料は入らないためです)。

画面でどう見せたか
見積もった金額は、見積もりだと分かる形で出す方針にしました。
- 拡張機能:列の見出しを「実質(送料込)」にして、送料の欄に「無料」または金額を出します。推定した行には「目安」とつけます。
- ⓘ(説明):押すと、「送料無料でない場合は、送料の目安600円を含みます」という説明が読めます。
- 並び順:安い順の並べ替えも、送料を入れた金額が基準です。
- アプリ:1枚のカードの中の実質価格の欄が狭いため、見出しに「送料込」とは書かず、送料の欄とⓘで伝える形にしています。
見出しの字数のような小さな制約が、画面ごとの見せ方を分けました。同じ計算でも、拡張機能とアプリで、書き方がちがいます。
いまの限界
- 600円は、目安です実際の送料は、お店・地域・商品の大きさで変わります。「目安」とついた行は、お店のページで最後の金額を確かめてください。
- ポイントは、設定した条件で変わりますカードの種類や会員ランクなど、人によって変わる分は、アプリや拡張機能で設定した条件で計算します。
実質価格の考え方は、実質価格のくわしい解説に、画面の更新は拡張機能の更新記事・iPhoneアプリの更新記事・Androidアプリの更新記事にまとめています。
拡張機能もアプリも無料です。使う端末を選んでください。
出典と確認日(2026年10月22日)
送料の扱い(600円の目安・条件つき送料無料の推定・ⓘの文)は、当サイトの記事「実質価格のくわしい解説」と、価格なびの画面で確認しました。2026年9月5日に拡張機能へ、アプリは9月6日の画面で確認しています。数字の例(1,980円・1,781円・2,381円)は、Androidアプリの画面に出ていた金額です。
イラスト:いらすとや



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